錦糸町で菓子工房ヴィレッジをつくる構想が持ち上がっています
「今、JR総武線『錦糸町』駅から徒歩4分という好立地にある築古ビルを解体し、小商いを中心としたビルに新築する計画が進めています」
半年ほど前、そんな話を「小商い賃貸推進プロジェクト」Vol.004でご紹介した設計事務所「ビーフン・デザイン」の進藤強代表から聞きました。
聞けば、1年前から今後住居兼店舗を中心としたビルに建て替える予定の古ビルで、解体までの期間、対談やイベントをする「COUNTDOWN LAB KINSHICHO」というプロジェクトを開催してきたそうで、ここで新築プランについても公開討論をするとのこと。
それは面白い!と楽しく聞いているうちに、対談で「ワクワク賃貸」の話をしてほしいと頼まれました。
その依頼を喜んでお引き受けし、去る8月3日(2024年)に登壇してきたのですが、席上、オーナーさんから、錦糸町はかつて駄菓子屋が多数軒を並べ、きなこ棒やふがしなどたくさんの菓子製造の工場がある“菓子の街”であったこと、さらにはオーナーが経営する会社も飴製造をされていたことなどを伺い、「それなら新しいビルの何フロアかを菓子工房ヴィレッジにしませんか?」と熱く提案したところ、「前向きに検討します」というビックリの回答を得ました。
そこから一気に話が弾み、9月23日に開催される「COUNTDOWN LAB KINSHICHO」最終回の企画に、「菓子工房づくりの夢を語り合おう!」というトークイベントコーナーと、マルシェを組み入れていただけることになったので、さあ大変! 大急ぎでこの告知記事を書いているという次第です。
トークイベント「菓子工房づくりの夢を語り合おう!」の参加者を募集します
「COUNTDOWN LAB KINSHICHO」の最終回イベントでは3つのトークイベントコーナーが予定されていますが、その先陣を切るかたちで「菓子工房ヴィレッジづくりの夢を語り合おう!」をテーマに対談を行います。
この原稿を書いている時点では、「菓子工房賃貸推進プロジェクト」Vol.003でお話を伺った「夢見キッチン」の山本蓮理さんにご登壇いただくことが決まっています。
山本さんは菓子製造のシェアキッチンを4箇所で運営していますが、お菓子のネット販売についてや菓子製造業の営業許可を取得するための講座を開催されています。
オーナーさんやビーフン・デザインさんにまだ何の許しも得ていませんが、菓子工房ヴィレッジをつくるなら、シェアキッチンを基盤にして、そこから菓子製造業を発展していかれる方たちの菓子工房も同じ建物内にできたらいいのでは?と妄想しました。
今、私は“妄想”と書きましたが、このトークイベントはまだ“妄想”レベルで良く、「こんな菓子工房ヴィレッジができたら嬉しい!」という皆さんの夢を思い思いに語っていただき、それをオーナー夫妻やビーフン・デザインさんに聞いてもらう場にしたいと考えています。
ご登壇いただく方だけでなく、参加してくださる「空き待ち登録者」の皆さんに思いをぶつけていただく場にしてみたい。そんなふうに考え、参加者を募ります。
解体される建物内で行うマルシェの参加者も募ります
さらにもうひとつ、「COUNTDOWN LAB KINSHICHO」最終回イベントで開催されるマルシェにも企画協力させてもらうことになりました。
マルシェは解体予定のビル内で、9月23日(2024年)の12:00~17:00に開催されます。
出店価格は1,000円で、販売は各自に任されます。
菓子工房ヴィレッジ構想に関心のある方々に現地を見てもらいたいと思っていますが、見学だけではもったいない! どうせならマルシェに参加し、つくったお菓子を売りながら、オーナーさんやビーフン・デザインの方たちからも直接今回の構想を聞いていただけたらと思っています。
なお、オーナーさんはイベント会場の近くで「SMI:RE DINER KINSHICHO」というシェアキッチンを運営されています。菓子製造の許可もとられているので、こちらでお菓子を製造し、マルシェで販売することもご検討いただければと思います。
詳しい情報をご希望の方は個別にメールをください
今回のお話をいただいたのがつい数日前のことで、その時点ですでに9月23日のイベントから1ヵ月を切っていたので、「とにかく速報しよう!」ということでこの記事を書いています。
詳細はおいおい決まっていくと思いますが、これだけの情報で「面白そう!」と感じてくださった方は、下記メールバナーを使ってご連絡ください。
「トークイベント参加希望」「マルシェ参加希望」「どちらも参加希望」など書き添えていただけたら助かります。
メールをくださった方には個別に詳細情報をお伝えします。
新築されるビル(8階建ての予定)のなかで、どれぐらいの数の菓子工房を設けてくださるのか、「菓子工房ヴィレッジ」と呼べるほどの規模になるのか、その面積は?賃料は?など、まだ何もお話できない段階ですが、今回のイベントは、こんな初期の構想段階から参加して、オーナーさんや設計者さんに自分の希望を伝えられる、またとないチャンスだと思います。
構想が自分の望むものではないと思ったら、いつでも距離を置いていただけるので、「面白そう!」と感じた方は、気楽に参加していただきたいです。
皆さんの熱意が菓子工房ヴィレッジ構想を実現させる。私はそう思っています。
文:久保田大介