「ワクワク賃貸®妄想中」で問題提起されたテーマ
「プラネタリウムになる部屋」を検証したい
ああ、Q.E.Dというのは「証明完了」という意味ですわよ。照明ではなくて・・・
・・・ええと、一応聞くけど取り去ってしまったあとはどうするんだい?
いいかい? 取り去っただけだと、リビングは真っ暗なまんまだし、エアコンもないから夏は暑くて冬は寒いし、火災が発生しても警報も鳴らなくなっちゃうじゃないか。
①天井に照明器具をつけずに部屋の明るさは確保できるのか?
②目立たない場所にエアコンを設置することはできるか?
③火災報知器を天井につけなくてもよいのか?
④外からの光が一切入らないようにすることはできるか?
牧野さんは「ワクワク建築家」と自称しておられるとてもユニークな建築士さんだ。
グラッドデザインのオフィスにて
ひとつずつ、詳しく教えてもらってもいいですか?
照明器具以外のものはどうやって取り除くか?
でも、これって高価だったりしませんか?
気になる費用は?
お部屋のリフォームで実現させると仮定して、梁状の額縁を一周させるのだって通常の工事プラス数十万円の範囲でできますし、ほかにお金がかかりそうなのもビルトインエアコンの設置ぐらいですね。
これまでは毎月連載でやってきたけど、来年からは研究所のコーナーは不定期連載になるんだ。
これからも「ワクワク賃貸」をよろしくお願いいたします!
研究協力
牧野直子
一級建築士事務所グラッドデザイン 代表
新宿で、デザイン専門の設計事務所を経営。
リフォームから新築まで、住宅、保育園、店舗、オフィスなどを手掛けている。
自分が楽しいことを仕事に取り入れよう!と、妄想でも実在でも心がワクワクするような建築の提案をするのが好き。
趣味は、バレーボール、お笑い、ダイエット料理。
ツイッター、インスタグラムなどSNSでも随時発信中。
文:森下智樹
イラスト:みのもけいこ
企画・監修:久保田大介