ヤコブの梯子、鳥曇(とりぐもり)、雲の通路(かよいじ)、茜空・・・。
これらは『空の名前』(高橋健司著)という本で紹介されている、空にまつわる言葉です。季節や時間の経過ごと、あるいは天候によりさまざまな表情を見せてくれる空をぼんやり眺めているのが好きだという方はとても多いと思いますが、今回ご紹介する「ワク賃033」はそんなあなたにピッタリのワクワク賃貸物件です。
その最大のワクワクポイントは、高台に建てられたマンションの9階部分・・・あたかも「空中庭園」のようなスペースにつくられたシェアキッチン付きコミュニティールーム。その名も「そらには」と言います。
リノベーション工事を担当された中田製作所さんからお知らせをいただいたとき、そのネーミングに心奪われ、すぐさま取材を申込みました。
「ワク賃033」は、2020年6月に産声をあげたばかりのこのコミュニティールームから紹介を始めてまいりましょう。
コミュニティールーム「そらには」の目玉は、何と言ってもこの広いシェアキッチンです。
壁一面に設置された長いキッチンと作業台を兼ねた大きなテーブルを使い、入居者さん同士、一緒につくった食事をその場で食べることができます。
「新しいけど懐かしい」というコンセプトでリノベーションされた「そらには」は、キッチンやテーブルも古いものをアップサイクルされてつくられていて、とても居心地がいい。
ふと外に目をやると、雄大な空がすぐそこにあり、室内を通り抜ける風を浴びながらゆったりとした時間を過ごせる。何ともぜいたくな空間です。
シェアキッチンは「ワク賃033」の入居者さんたちにご利用いただくために設けられましたが、入居者さんが参加できるのであれば外部の方もイベント等を開催することが可能。
先月(2020年6月)には「そらには」オープニングイベントとして、精進料理と筆文字のワークショップ、オンライン・ヨガ教室が行われました。
告知期間が短かったにもかかわらず、入居者さんも参加され、楽しくスタートしました。
「そらには」は共用廊下から出入りするルーフバルコニーに面しています。ここは眺めもいいし、何しろ空に近いからとっても気持ちいい。
入居者さんや外部の方が企画するイベントに利用できる時間は、原則10:00から15:00までですが、「ワク賃033」に入居したら、「そらには」運営スタッフに企画をもちかけて、夜にパジャマパーティーをしたり、星空を眺める会を催したりしたらいいかもしれませんね(笑)。
話をシェアキッチンのほうへ戻しましょう。
壁一面に設置されたキッチンは、幅が非常に広く、背面にあるテーブルも作業台として使えるので、大勢で一緒に料理をしやすい構造になっています。
食器も和洋のアンティークものが揃えられていて、みんなでつくった料理を美しく飾ることができます。テーブルに並べたらインスタ映えする写真を撮れること間違いなしです◎
こちらは「そらには」の間取図ですが、よく見ると、シェアキッチン以外にもう1部屋あることがわかります。
今度はその洋室をご案内します。
この洋室は小規模なワークショップや読書会、読み聞かせなどのイベントスペースとして利用できます。ほかの方がシェアキッチンを使っているときに、単独で借りてイベントを開くこともできます。
とてもユニークだと思ったのは、クローゼットがシェアキッチンとつながっていることです。どちらも開放しておいたら、続きのイベントルームとしても利用できるんです。
どんな企画ができるか、イベンター魂に火がつきそう(笑)。
「そらには」の水回りや玄関もご案内しておきましょう。
洗面台はアンティークのミシンを利用して製作したもの。とってもオシャレです。
トイレは中に手洗いを設けてあるなど使い勝手もバッチリ。
玄関はたくさんの方の靴を収容できるようシューズ棚が広めに確保されています。
「そらには」に関心を持たれ、このマンションで暮らしたいと思ってくださった方のために、お部屋のほうも紹介しておきましょう。
お部屋はファミリータイプの2LDK~3LDKが中心ですが、今回は「そらには」の直後に中田製作所によりリノベーションされた2LDKの905号室をご覧いただきます。
こちらはリビングルームです。大きな窓から差し込む日光がまぶしいほどですね。
奥の壁は有孔ボードが設置されていて、絵や写真を飾ったり、棚をつけたり、思い思いにレイアウトを変えて楽しむことができます。
窓辺の床は磁器タイルが貼られていて、日光や結露でフローリングが傷むことがないよう工夫されています。
リビングに隣接しているキッチンはカウンターで仕切られています。
カウンターはリビングからキッチンが丸見えになるのを防ぎ、朝食などをつくってすぐ食べられるほか、料理をする際の作業台として使うのにも便利です。
リビングとすぐ横の洋室の境にはインナー窓が設けられています。
明るい陽の光を取り込むことができ、風通しもいい。こういうワンポイントが嬉しいですね◎
元は畳だった床を杉の無垢材に張替えました。肌さわりがよく、ここに布団を敷いて寝ても気持ちよさそうです。
こちらは奥の洋室のクローゼット。
洋室2室のどちら側からも使うことができるのも面白いです。
もうひとつ印象に残ったのが玄関の姿見です。
普通はシューズボックスに向かって設置されているものだと思いますが、それだと狭くて全身を映しづらい。
しかしこの部屋の姿見は90度開くようになっているので、距離をあけて全身をきれいに見ることができます。
こういうこまやかな心遣い、女性はきっと嬉しいんだろうなあ♡
「ワク賃033」はJR京浜東北線「本郷台」駅から徒歩13分の場所にあります。
本郷台は、豊かな自然環境に恵まれ、家族がのんびり暮らせる文教の街。
横浜市指定文化財の茅葺屋根の古民家があり、一年を通し、そば打ち体験、ひな祭り、七夕などの伝統行事やワークショップが行われている「本郷ふじやま公園」が「ワク賃033」のすぐ裏手にあるほか、カワセミ、ホタルなどが生息していて、桜の名所でもある「いたちがわプロムナード」や、遊歩道の途中に横穴遺跡があり、古代のロマンにひたれる「鍛冶ヶ谷市民の森」など、ご家族で散策をすると楽しいスポットがたくさんあります。
「鍛冶ヶ谷カトリック幼稚園」、「ベネッセ本郷台保育園」、「本郷小学校」、「本郷中学校」、「柏陽高校」など教育環境にも恵まれ、子育てにはとてもいい環境◎
中でも「さかえ次世代交流ステーション」の1階にある「にこりんく」は、栄区の地域子育て支援拠点となっていて、フロアには大きな森のオブジェが設置され、木の温もりを感じられる空間になっています。
「そらには」のアイディアはこういう環境から自然に生まれてきたものなのだろうな、と深く納得。
「ピーコック」や「フジスーパー」など買い物の便もよく、とても暮らしやすい街だと思いました。
「シェアキッチン付きコミュニティールーム」のある賃貸マンション「ワク賃033」はいかがでしたでしょうか?
コミュニティールームはオーナーがマンション建設当初から「いつかコミュニティー賃貸をつくりたい」と思い、18年も構想を続け、つくられたスペースです。
その間、さまざまな情報を入手し、リサーチをしてこられましたが、2019年に本格始動したところ、知人からシェアキッチンスペースの設計施工で実績のある中田製作所さんを紹介され意気投合。一気に計画が進みました。
コミュニティールームの中心にシェアキッチンを据えたのは「食べることはコミュニティーの要」と考えたからとのこと。
食を中心に他の入居者さんと親しく交流し、いろいろな企画を自分も考えてみたい!と熱望される方に「ワク賃033」と出会っていただけたら嬉しいです。
物件情報
- 物件コード:ワク賃033
- 住 所:神奈川県横浜市栄区鍛冶ヶ谷一丁目
- 構 造:鉄筋コンクリート造 10階建
- 築 年 月:2002年2月
- 専 有 面 積・間取り:今回ご紹介した部屋は60.50㎡/2LDKです。
- 共用部分設備:シェアキッチン付きコミュニティールーム「そらには」(※有料)/エレベータ/オートロック/宅配ボックス/メールボックス/駐車場/駐輪場(登録制)/防犯カメラ
- 専有部設備:オリジナル造作キッチン/4口コンロ/ エアコン/ オリジナル造作洗面台/バスルーム(追焚き機能付き) / 室内洗濯機置場 /クローゼット / インターホン / フリーwifi 12M / ダブルロック・ディンプルキー
募集条件
- 賃料:13万円台
- 管理費:8,000円
- 敷金:1ヵ月
- 礼金:1ヵ月
- 契約期間:2年
- 更新料:新賃料の1ヵ月分+消費税
- 駐車場利用料:8,800円から11,000円(税込)
- 火災保険:加入必須
- 保証会社利用:必須
- 解約予告:1ヵ月前
- ペット飼育:不可
- 「空室が出たら連絡がほしい!」という方は
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空室が出た場合と、類似のワクワク賃貸®物件ができたときのみ、ご連絡いたします。
文:久保田大介