プロ農家の大家さんが野菜づくりを基礎から指導してくれる専用家庭菜園付き戸建て賃貸

前回ご紹介した屋上に菜園がある「ワク賃024」に続き、野菜作りや土いじりを日々のライフワークにした方に強くおすすめしたい「ワク賃025」。

なぜって？
それはですね、共用の中庭に各住戸専用の菜園があるだけでなく、なんとプロ農家さんによる1年間のアドバイスサービス付きだから！
実は、こちらの物件の大家さんはプロの農家さん。
初心者の方でも野菜作りを楽しめるよう、大家さん自らが季節や作物に合わせた農作業を教えてくださいます。

そして！
今回はさらに意識高めで野菜作りに取り組みたい方におすすめのポイントが。
それは、建物の正面に大家さんが主催している広～い体験農園があるということ。
中庭の畑で物足りなくなったら、体験農園で農作業や収穫をたっぷりお楽しみいただけるというステップアップも用意されているのです♪

中庭に３つ並ぶスクエア型の菜園。
どれも同じ広さで約2㎡と、初心者でも取り組みやすい広さです。
オリーブ１本とブルーベリー２本も各住戸分植えてあるので、こちらの収穫ものんびりじっくり楽しみに待ちましょう♪

入居から１年間は大家さんのアドバイスサービスが付いていて、野菜作りのイロハを教えてもらえるので、「やる気はあるけど初心者……」という方もご心配なく◎

農作業用の蛇口が各住戸分あり、寒さ対策のネットをかけるパイプ、土を耕す農具などを大家さんから貸してもらえるなど、家庭菜園を気軽に始められる環境はバッチリ。
１年を通して旬の作物を植えては育て、そして食べ、という自給自足の暮らしがここにはあるのです。

種は体験農園のものを分けてもらえますが、苗はご自分で好みのものを揃えてみてください。
「この野菜はどの時期に植えて、どうやって育てるといいの？」と気軽に大家さんにアドバイスを求めつつ、色々な野菜づくりにチャレンジしてみましょう。

そして、土いじりや野菜作りに慣れて、「もっといろいろ育てたい」欲が出てきたら、お向かいの体験農園にステップアップを！

２階バルコニーから眺めてみると、体験農園はまさに目の前。
白いビニールハウスのあたりが体験農園のスペースです。

この距離感なら、「最近忙しくて行くのが面倒で……」と疎遠にならず、無理なく通えそうですよね。
きっと、「夕飯用のトマトをちょっと採ってきて～！」なんていう会話がご家族のなかで交わされるのでしょう。
自分で育てた採りたて野菜が食卓に並ぶなんて、お子さまの食育にもピッタリ♪

体験農園は1年単位での申し込みで、基本的には毎年３月末～翌年１月末までをひとつの期間（１年）としています。

それぞれの区画は約24㎡と、中庭の専用菜園の約12倍！
４人家族でちょうどいいくらいの量が収穫できるそうなので、かなり広いスペースだということがイメージできるでしょう。
園主（大家さん）の指導に基づき、土づくり、種まき、植付け、収穫などを行い、季節ごとの野菜を育てていきます。

トマト、きゅうり、枝豆、トウモロコシなどなど、１年間でお目にかかれる野菜は約25品目！

園内にはビニールハウスがあり、種苗や農具、肥料など必要なものが用意されています。

中におじゃますると、各野菜の育て方のコツや収穫方法が手書きでずらりと並んでいました。
アットホーム感があってほっこりします♡
畑仕事の節目には、採れたての野菜を手料理したお茶会などのイベントもあるのだそう♪

そして、気になる利用料は１年間40,000円。
これだけの広さがあれば、きっとスーパーで野菜を買う頻度も減るでしょうし、なにより自給自足の生活にぐっと近づけるので、決してお高くはないでしょう◎

さて、物件のお話に戻りますが、こちらの物件はA～C棟が3つ子ちゃんのように横並びになっているのですが、今回はA棟におじゃまします！

こちらはA棟の図面で、C棟は反転した間取り、B棟はそれらよりもややコンパクトな間取りになっています。

こちらの物件は、自然素材専門の設計事務所に長く勤めた大家さんの思いが詰まっていて、あちこちに自然素材のぬくもりや心地よさが感じられます。
それは外観からも感じ取れて、ざらっとした質感をもつ外壁の素材を聞くと、「そとん壁火山噴火物の“シラス”」という天然素材なのだとか。
各素材の詳細は全体をご紹介したあとにもう少し詳しく書くので、またのちほど！

では、かわいい玄関扉を開けて中へ……と思いきや、その横に気になるボックスが。

近づいてみると、郵便ポストでした。
赤い旗のような部分が下げてあるのが定位置。
郵便屋さんがポストを開けて郵便物をインすると、閉める動作と同時に赤い部分が持ち上がって、インされた目印に！
そんな機能も備えた堅実でチャーミングな郵便ポストです。

そして、インターフォンの上には黒板ボードが。
表札にしても、ホームパーティするときのゲストへのメッセージボードとして使っても◎

玄関土間は石であしらったお花デザインがアクセントに。
畑仕事で靴が汚れていても気にせず入っちゃいましょう！
なぜなら、土間仕上げなので水でさっと流して一掃できるから◎

そして見ての通り、フローリングや建具だけでなく、壁にも無垢材が張られているので、玄関は木の香りでいっぱいでした♡

LDKは木の息づかいが聞こえるかのような空間です。
内装に使った木材はすべて埼玉県産の杉の無垢材。
大家さんの自然素材へのアツいこだわりが感じられます。

白くて味気なくなりがちな天井も、意匠として梁を見せることで、テンポよい天井に。
そして梁はLDKをゆるやかにゾーニングする役目も担っています。

そして、自然素材にこだわる大家さんなのだから、壁紙だってタダモノではありません。
スギ板が張られている以外の壁の白い部分には、自然素材の壁紙「オガファーザー」を使用。
こちらも詳細はのちほどご紹介しましょう。

右側の掃き出し窓からは菜園に出ることができます。
お庭を見渡せるリビング、まさに戸建てのイイトコロ♡

キッチンに近づいて壁を見てみると、他とは違う素材が使われているよう……。
こちらは、土のような色合いや質感が特徴的な「シャモットタイル」。
その凹凸に照明がバウンドして、おだやかな雰囲気のキッチンを演出してくれます。

キッチンは３口ガスコンロ。
左側のスペースに冷蔵庫が置けます。
作業スペースや家電棚などが必要なら、カウンター収納をⅡ型キッチンのようにキッチン本体と並列で置いて使ってもいいかも◎

キッチンから振り返ってみました。
梁からおちるペンダントランプがまた可愛い♡

さて、この空間、木造戸建てなうえに、窓がいっぱい。
そうすると気になるのは寒さです……が、心配することなかれ。

冬は暖かく、夏は暑くなく、という快適空間にするべく、しっかり断熱が行われています。

この空間は12畳なのですが、８畳用のエアコンで十分暖かかったので、きっと「寒そう」「暑そう」の心配は無用なのでしょう。

階段で上へ上がる前に、エアコン下の扉を開けてみましょう。

こちらは階段下収納でした。
奥行きがあって収納力は◎
スーツケースやアウトドア用品、災害備蓄品など、２階に持って上がるのが大変なものを収納するとよさそうです。

それでは……いざ、2階へ。
階段も木のぬくもりがあふれています。

そしてお気づきかもしれませんが、こちらの物件は照明にもこだわりがキラリ。
白熱電球っぽい色合いのLED電球をチョイスしているので、木の雰囲気と調和して、あたたかみのある雰囲気に。

２階にはふたつの個室と納屋があり、こちらは約６畳のバルコニーに面した個室。
三角屋根の開放的な空間には、掃き出し窓からたっぷりの陽が入ってとっても明るい！
奥はオープンタイプのクローゼット。
カーテンレールを設置しているので、気になる方はお好みのファブリックやカーテンでゆるく目隠しをしても。

ハンモックはホームステージングで置いてあるのですが、この空間にはまさにハンモックが必要なのでは……というくらいお似合いでした。

掃き出し窓側から見ると、なんと階段が！
上の空間を覗いてみると……。

思わずテンションが上がってしまうこんな大空間が！
お子さまはもちろん、大人も気分が上がる解放感に思わずため息……。

窓はあるし照明も備わっているし、居室としてフル活用できそう。
あ、もちろんお子さまは落下にご注意くださいね。
そして家族でのこの屋根裏の取り合いにもご注意を！

そしてもうひとつの個室も三角屋根の明るい空間。
こちらは約4.5畳と、シングルベッドとデスクを置いてちょうどいいくらいの広さ。
子ども部屋にピッタリでしょう◎

こちらもオープンクローゼットで、カーテンレールが備わっています。

最後のスペースは約５畳の納屋。
納屋＝物置というイメージで、そこにベッドやデスクを置いて居室にするイメージはあまりないかもしれません。
でも、こちらは三角屋根で天井が高いうえに、二面採光で閉塞感ナシ。
エアコンも設置できるので、居室として使うにも十分でしょう◎

壁一面がオープンクローゼットに。
もちろんカーテンレールも備わっています。
備え付けの照明で明るさが足りなかったら、素敵なフロアランプを置いても似合いそう♡

さて、１階に戻りましょう。
階段を下りて正面に水まわりがまとまっています。

トイレはうれしい窓あり！

洗面脱衣所にも窓があります。
水まわりの床材にはクッションフロアを使うことが多いのですが、この空間にも杉がたっぷり使われています♡

そしてお風呂にも窓！
マンションなどの集合住宅ではなかなか叶いにくいですが、さすが戸建て。
この贅沢すぎる窓の豊富さよ……。

お風呂は追い炊き機能付きです。

洗面脱衣所の前からLDKを望むと、窓の面積の広さが一目瞭然。
１階ですがまわりに陽を遮るものはないですし、この窓の量なので、とっても明るい空間でした。

さて、ここでこだわりの素材についてもう少し詳しくお話しましょう。

床の仕上げ材である杉の無垢材は厚さ45mm。
この厚さがあるおかげで、足元からひんやり……が和らぎます。

そして大家さんこだわりの自然素材はほかにも。
壁や天井の杉板以外の部分は、ヨーロッパでもっともスタンダードな壁紙として愛されている「オガファーザー」というエコロジー壁紙を採用。
ウッドチップを伏せ込んだ凹凸による陰影と、自然素材によるやわらかな質感が特徴です。
また、外壁は「そとん壁」という完全防水かつ高耐久性の自然素材。
退色や劣化が起きにくく、断熱効果も期待できます。

どの空間にいても、大家さんの「自然に、快適に暮らしてほしい」という気持ちがたっぷり感じられる物件でした。

そうそう、建物の裏にはまだ整備中ですが駐車スペースがあります。
２台以上も相談できますよ。

家の中も外も、こんなにも自然に包まれた環境の暮らしの舞台はどこかというと、埼玉県新座市。
JR武蔵野線「新座」駅からは徒歩12分、都心に出やすい東武東上線「志木」駅までは徒歩27分と、駅からはやや距離があります。
地元の方は自転車で「志木」駅に出る方が多いのだそう。
各住戸の玄関前に自転車が置けるスペースが用意されていますし、「志木」駅前には大型駐輪場がこれから誕生する予定なので、自転車をフル活用するとさらに便利に暮らせそう◎
さらに、徒歩10分圏内にスーパーや幼稚園、小中学校などが揃い、日々の暮らしに不便はないでしょう。

お庭での家庭菜園に加え、さらなる“土いじり欲”を満たしてくれる体験農園まで目の前にある「ワク賃025」。
自然素材を使った空間、解放感のある戸建て、家庭菜園ができるお庭……賃貸だからといって、諦めなくていい。
ここなら全部まるっと叶う。

「ワク賃025」が気になった方はぜひ当ウェブマガジンの「空き待ち」システムにご登録いただき、庭と畑のある戸建てライフを夢見ながらお待ちくださいませ！

文：シマムラアサミ